毒親のことを相談したら、「許しなさい」と言われて落ちこんでしまった…。
毒親のことって許さなきゃダメなの?
毒親が許せない私は心がせまいのかな…。
上記のような悩みを解決するためのページです。
昔、私がとある方に毒親のことを相談したとき、
「お母様のことはなるべく許すようにしましょう」
という主旨のアドバイスをもらい、面倒みていただいた立場で恐縮ですが、ものすごく反発心を抱いた記憶があります。
毒親の支配から脱却した今でも、私は「毒親を許す必要はない」と思っています。
今日の記事は、「毒親を許したくない!」という方のお気持ちがラクになるような記事を書きます。
なるべく100%毒親育ちの心に寄り添って書いていますので、安心しながら読んでいただければ幸いです。
毒親をカンタンに許さないほうがいい
私は現在毒親と離れて暮らしていますが、毒親のことをいまだに許すつもりはありません。
というか、私は、そうカンタンに毒親を許しちゃいけないと思っています。
とはいっても別に、
毒親のことは今でも恨んでる。
毒親にされたことが忘れられなくて許せそうにない…!
いつまでも許さない!毒親を罰しつづけてやる!
などのようなコワイ理由で許していないわけではありません。笑
私が毒親を許さないほうがいいと思っている理由は、毒親を許すと危険だからです。
どんな人間でも、なるべくラクなほうに流れていこうとしますよね。
毒親も同じで、子供に1度許されれば、またラクなほうに流れようとします。
ここでいう毒親にとっての「ラクなほう」というのは、「子供を支配して好き放題できる日々」のことです。
子供が思いどおりに動かなくなって反発されるより、子供が従順にしたがってくれるほうが、毒親にとってあきらかに都合がよくてラクですからね。
この先ずっと自分を守っていくためにも、むしろ、毒親なんてカンタンに許しちゃダメだと私は思いますよ。
カンタンに言えば、「許さない=油断しない」ということですね。
ただし、自分を守るために毒親を許さないのとは違い、恨みや憎しみにとらわれて「毒親を許さない!」と考えると大きな弊害が生じます。
くわしくご説明していきますね。
「毒親が許せない」という気持ちを原動力にしてはいけない
「毒親は許さないほうがいい」というのが、まぎれもなく私の結論です。
自分を守ることにもつながるし、自分の気持ちを無視してムリに毒親を許す必要もありません。
しかし、これだけはお伝えしておきます。
憎しみや恨みにかられ、「毒親が許せない」という理由で行動すると、自分が苦しむことになります。
たとえば、
- 毒親が許せないから別居する
- 毒親が憎くて許せなくてイラつき、旦那にやつあたりしてしまった
などのように、「毒親が許せないから」「毒親が憎いから」という理由で行動してはいけないということです。
「許せない」という気持ちを原動力にすると、まず間違いなく後から自分が苦しむことになります。
具体的にはだいたいこんなカンジです。
- 「親を許せない」という原動力を周りから理解してもらえず、よけいに苦しい思いをする
- 怒りにまかせると、大切な人を傷つけたり迷惑をかけたりする
- 毒親のことを考えなくてはならない時間が増える
でも、結局のところ、「許せない」を原動力にしちゃいけない1番の理由はコレです。
「毒親が許せないから〇〇する」というのは、「毒親に支配されている」ことと同じだからです。
毒親を理由に行動するのは、「毒親に影響されて自分の行動を決めている」ということです。
つまり、結局は毒親に行動を決めさせられているのと同じです。
それってくやしくないですか?私はくやしいです。
だから、毒親を許せなくてもかまいませんが、「毒親が許せないから○○する」というのはあまりよくないんじゃないかと考えています。
毒親をムリして許さず、毒親に支配もされない方法
毒親を許さなくてもいいが、許せないことを理由に行動してはいけない。
そんなの理想論でしょ。
実際に実行するのは難しいよ。
と考える方もいるかもしれませんね。
しかし、毒親を理由に行動したせいで、後悔するようなことをしてしまったり、怒りによるやつあたりをくり返して大切な方を失ったりしてからでは遅いですよね。
ここからは、なるべくこの「理想論」を実践するためのテクニックについて書き出していきます。
毒親が許せない。だけどどうでもいい
毒親が許せないけど、許せないからといって何かするのはダメ。
じゃあ、どうしたらいいのか。
私は、
というスタンスを提案します。
これなら、「毒親をムリに許さず、毒親に支配もされない」という考え方を1番体現できるのではないでしょうか。
ちなみに、「毒親が許せないから無視する」でも多少の効果はあります。
でも、それはやっぱり「毒親が許せないから○○する」ってことになるので、完全に毒親の支配からぬけ出せているとはいいがたいです。
「許せない相手ではあるけど、毒親なんてどうでもいい」と思っているうちに、本当にどうでもよくなってきます。
そこから先は、けっこうラクな気持ちになれますよ。
「どうでもいい」と思えないときは
「毒親なんてどうでもいい」と思うのが少し難しいという方は、
毒親は許せないけど、毒親のためにイライラしてやる必要もないか。
「無視がお互いのためだ」と思ってやっているにすぎないんだ。
くらいに考えてもいいかもしれません。
まとめ:毒親は許せないけど、どうでもいい存在
毒親を1度許すと、毒親はまた子供を支配できるラクな生活に戻ろうとする可能性があるので、カンタンに毒親を許してはいけないと私は考えています。
ただし、ムリに毒親を許す必要はありませんが、「毒親を許せないから〇〇する」というのはやめたほうがいいです。
自分が苦しい思いをしたり、大切な人が離れていくきっかけになったりするかもしれませんので。
毒親に心を支配されないためにも、「毒親は許せない、だけどどうでもいい」と思ってみてください。
自分の「許せない」という気持ちをガマンして押しこめず、かといって、毒親に感情を支配されることもないようにできたらいいですよね。
ご参考になれば幸いです。
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