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毒親との実家暮らしを今すぐラクにする応急対処法【「とにかく1人暮らしを」とは言いません】 

 



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毒親のことを相談すると、とにかく「1人暮らししろ」としか言われないんだよね…。

しばらく実家で毒親と暮らさないといけない。
この最悪な日々をどうにかしたい。

以上のように感じている実家暮らしの方に、毒親の対処法をご紹介する記事です。

なお、この記事は「とにかく1人暮らししちゃえば毒親問題は解決する!」という内容ではありません

応急処置的な内容なので根本的に毒親との問題を解決することはできませんが、すぐに効果が見込めると思います。

さまざまな事情でご実家から離れられない方の日常が少しでも穏やかになるよう、願いをこめて書きます。

前提:1人暮らしはしたほうがよい

冒頭で「とにかく1人暮らししろ」という内容にしないと書いたばかりなのに、このようなことを宣言してすみません。
しかし、私個人は、やっぱり「毒親から離れて暮らしたほうがずっとラクになるのは間違いない」と考えています。

毒親というのはなかなか変わらない生き物です。
今感じている毒親への不満・憎しみ・苦痛などは、毒親から物理的に離れないと根本的に消すことは難しいです。

もちろん、だからといって「じゃ、1人暮らしに向けてがんばれ」と言い放って終わるつもりはまったくありません。

世の中にはさまざまな事情があるので、1人暮らししたくてもできない方は数多くいると思います。
そもそも、毒親が、子供の1人暮らしを絶対に認めないということもあるかと思います。

では、ここからが本題です。

今現在、毒親と実家で暮らしている方に向けて、毒親の対処法を思いつくかぎり書いてみますね。

実家暮らししているときの毒親対処法

まず、実家にいるとき毒親に困るのは、だいたい以下のようなときかなと思います。

  • 毒親が理不尽なことを言ってくる
  • 毒親が不機嫌になる
  • プライバシープライベートに配慮してくれない

これらの問題にどうしたら対応できるのか、私なりに考えたことを1つ1つ説明していきますね。

【ケース1】毒親が理不尽なことを言ってくる

親に理不尽なことを言われたとき、ついカッとなって反撃し、そのまま言い争いのケンカにもつれこんでしまうことはよくあります。
でも、言い争いは自分が疲弊してしまうので、なるべくなら避けたほうがいいです。

▼ スマートで傷つきにくいケンカの避け方は以下の記事に載っています。

毒親に理不尽なことを言われたら、

そんなこと言われるとイヤだよ。

という意思表示だけはしっかりとしておきましょう。
「この子はなにを言っても反撃しないな」と毒親に思われないためです。

子供が「イヤだ」と意思表示すると、毒親によっては謝ってくれることもあります。

ただし、ただ「謝ってくれた」というだけではダメです!
毒親の場合、「謝って子供のキゲンを直したい」などの下心で謝ることがあるからです。

親が誠実に謝ってくれているかどうかは、「謝罪の言葉以外によけいなことを言っていないかどうか」で判断できます。

下心から謝っている毒親の例(赤字が「よけいなこと」)
許してほしいがために謝る

ごめんね。
さっきは言いすぎたから、もう許してちょうだい。

主張を通すために謝っている

ごめんね。
でも…(「私は正しい」という内容の話がつづく)…

言い訳自分の望み(「許して」など)を謝罪とセットにしてくる毒親は、下心から謝っている可能性が高いです。

では、毒親が下心から謝ったり、そもそも謝ってもくれなかったりする場合はどうしたらよいのでしょうか。

<解決策1>毒親の主張を聞き返す

毒親に理不尽なことを言われたら、そっくりそのまま内容を聞き返しましょう。

えっ?
今、お母さん、○○って言った?

などです。

たいていの人は、自分の言ったことをそのまま聞き返されると面食らうことが多いです。
そのため、「本当にそう思ってる?」というニュアンスで聞き返します。

例を示しますね。

アンタは何をやってもダメよね!

え?今、お母さん、
アンタは何をやってもダメって言った?

これだけでも、普通の相手ならかなり言葉につまるでしょう。

そこで毒親の頭が冷えてくれたらそれが1番ですが、もし、毒親が次のように開きなおったらどうしたらよいでしょうか。

あー、言ったけど!?
だってそのとおりじゃん!?

もし毒親に開きなおられたら、「私は~~なんだけど」というカンジで、その次に、自分の気持ちを言ってみてください
そのときは、客観的な事実よりも、自分の感情を素直に伝えたほうが効果アリです。

私、そんなふうに言われるとつらいんだけど。

こんな感じです。

このようなやりとりをくり返すと、毒親は、だんだんと子供に言い返されるような言い方をしづらくなるはずです。

<解決策2>5分だけ時間稼ぎする

前に書籍で読んだことがあるのですが、人は、5分以上怒りを保てないそうです。

私も実際に毒親相手にやってみたことがあるのですが、

わかった。
でも待って、今ちょっと忙しいから。

これが終わったら話聞くから。

といって5分だけ時間稼ぎすると、毒親の怒りは少しだけおちついているようでした。

毒親が怒り心頭で何を言っても聞いてくれなさそうなときは、この時間稼ぎを試してみてください。

【ケース2】毒親が不機嫌になる

私も、毒親の不機嫌には泣きつかれるほど困りました。
両親ともに、私が都合の悪いことをいうとすぐにキゲンを損ねるので、おちおち自分の考えを話すこともできません。

しかし、あまり毒親の不機嫌を直そうとすると、毒親に

あの子は私が不機嫌になっていればいうことを聞いてくれる…!

イライラしたとき、あの子なら話を聞いてくれる…!

と学習されてしまう危険性があります。
そうならないために、どう毒親の不機嫌に対処したらよいかは、以下の記事にとても詳しいやり方が載っています。

上の記事で紹介している方法をカンタンにいうと、即座に毒親の機嫌をとろうとせず、かつ、毒親が1番言ってほしいことは言わないという方法です。

【ケース3】毒親がプライバシーやプライベートに配慮してくれない

下記の記事に、くわしい解決策が載っています。

上の記事では、

  • サイフの中身を見る
  • 通帳やスマホを勝手に見る
  • ゴミ箱をあさる
  • 勝手に部屋に入ってくる

といった毒親の問題行動への対処法を載せています。

実家暮らしで毒親に対処するときのポイント2つ

episode3

実家の毒親対策で肝心なポイントは、

  1. 相手のルールで応対しないこと
  2. 毒親と接触する時間をなるべく短くすること

この2つです。

1.相手のルールで応対しない

例えば、親に

とにかく文句言わずにやって。

と言われたら、必死にがんばってやり遂げるのではなく、

ちょっと今忙しいから、後でね。

などのように返し、相手のペースにとらわれないということです。

「文句言わずにやれ」ってどういうこと!?
私はお母さんの道具なの!?

と言い返したくなる気持ちは非常にわかりますが、これも、相手のルールの中で応対していることに他なりません。
相手が提示してきたものにいちいち反応すると、ムダなストレスをためることになります。

どうしても反論したくなったときは、「相手の要求を半分だけ満たす」というやり方から始めることをオススメします。

たとえば、「お昼までに部屋を掃除しておいて」といわれたら、「お昼までに」か「部屋を掃除する」のどちらかをまず満たし、もう片方には条件をつけるのです。

お昼までは、やることがあるからムリ。
明日までになら何とか掃除できるかも。

お昼までに何か手伝える。
でも、掃除はじっくり時間かけてやりたいから、お昼までに終わらせるのはムリ。

という感じです。
そして、だんだん要求をのむ割合を低くしてみてください。

2.毒親と接触する時間をなるべく短くする

冒頭で「毒親の苦痛から逃れるためには、毒親と物理的に離れたほうがいい」といいましたが、それは実家暮らしのときでも応用できます。

なるべく毒親といる時間を短くし、接触は最小限に。
これだけでも精神的によい効果があります。

実家で毒親と暮らしている場合は、部屋に入ってこない毒親なら、部屋にいる時間をなるべく多くとればいいだけです。
しかし、毒親によっては、平気でズカズカ子供の部屋に入ってくる場合もあるでしょう(私の母はまさにそれでした)。

部屋に侵入してくる毒親との接触時間を少なくするには外出するしかありません。
外出とはいっても、なにか用事を見つけなければいけないわけではありません。

どこでもいいので、時間をつぶせる「避難所」を家の近くに1つ確保しておいてください
それだけでもだいぶ心が安らぎます。

友人の家などは何度もそうそうお邪魔するわけにはいかないと思うので、カフェファミレスでも大丈夫です。

田舎住まいだからゆっくりできるお店すらない!

という方は、公園人通りのある道のベンチなどでかまいません。
ポイントは、少しでも人目がある場所です

万が一毒親に見つかっても、人目がある場所では毒親もそうそう大きな声を荒げることはできないからです。
特に、体裁を気にするタイプの毒親はまずこれで大丈夫でしょう。

家以外のセーフハウスを見つけることで、少しでも心が安らぐ時間を確保してみてくださいね。
もちろん、よく知らない人の家などをセーフハウスにしてはダメですよ。笑

まとめ:実家暮らしのときの毒親対処法

実家で毒親と暮らすのはとても苦痛なことが多いと思いますが、

  • ひどいことを言われたらオウム返しで聞き返す
  • 時間を稼ぐ
  • 毒親の不機嫌をすぐ直そうとしない
  • プライバシー侵害に対処する
  • 相手のペースにのみこまれない
  • セーフハウスを作り、毒親といる時間をなるべく減らす

などの細かなテクニックでだいぶマシになります。

プライバシー侵害と不機嫌の対処法については、もう1度リンクを貼っておくので、よろしければご参考にしてください。

「本当は自分だって毒親から離れればいいってわかってはいるけど、どうしたらいいかわからなくて…」という方は、ぜひ私の無料メルマガ講座もご覧ください。
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コメント

  1. 初めまして。
    大学2年生の女です。
    Annaさんにどうしても感謝の気持ちをお伝えしたく、コメントをさせていただきました。

    私は毒親育ちではないかと思っています。しかし、毒親であると言える決定的な何か、虐待に近いことがあったわけではありませんでした。
    親も完璧な人間ではないし自分が甘く考えすぎかもしれないと思う一方、重視するべきは親の行動で自分は辛い思いをしているということなんだとも思い、その2つの感情の間をいつも行ったり来たりしています。
    そんな時、救いを求めて手を伸ばす毒親のエッセイ漫画や本はいつも虐待レベルの酷いもので、「私はここまでじゃないからやっぱり甘えなのか」と自己嫌悪してきました。

    そんな最中、Annaさんのブログを見つけました。
    毒親に関する記事を読めば読むほど私の状況と似ていて、とても驚きました。
    そして、Annaさんのどこまでも優しい心に救われました。
    ありがとうございます。

    他人になかなか理解がされづらい、自分自身だって確証が持ちにくい悩みを、こうして公の場で発信してくださった勇気に感謝します。
    決定的でないデリケートなレベルの悩みだからこそ、とても発信しづらいでしょうに、「共感と安心」の為に発信してくださったのだと思うと、感動と尊敬の気持ちでいっぱいになります。
    毒親の元に生まれて不幸だと思っていましたが、こちらのブログに出会えたことは間違いなく幸福でした。
    本当に、ありがとうございます。

    長文失礼しました。

    • コメントいただきありがとうございます。
      当ブログ管理人のAnnaです。

      Rさんの感謝のお気持ち、とても心に響きました。
      数々の嬉しいお言葉をいただき、本当に勇気を出してこのブログを書いてよかったなとしみじみ感じています。

      そして、目を丸くするほど驚きました。
      Rさんの状況は、1つ1つうなづいてしまうほど、私の環境・心境とまったく同じだったからです。

      私も、裁判所や他人が1発で「アウト!」と言うようなひどい虐待を受けたわけではありません。
      そのため、たまに「自分は甘えてる」と「つらいと感じる自分の気持ちがすべて」を行き来している状態です。

      ブログではハッキリと「自分の感情が大切」と書いているのですが、
      たまに、1人でいたりイヤなことがあったりすると迷ってしまうこともあります。
      そういうとき、「本当に大切なものは何なのか」を忘れないようにこのブログを書いている側面もあるのかもしれません。

      毒親の問題は、ただでさえ一般の方には共感しづらい問題なのに、
      そこに分かりやすい虐待がない場合は、なおさら分かってもらうのは難しいかもしれません
      (もちろん、虐待された方はおつらいでしょうし、虐待なんてないほうがいいに決まってますが!)。
      誤解を受ける可能性があるので、こういうことはなかなか世の中では言いづらいことですよね。

      問題の程度と本人のつらさは一切関係ないといつも思っています。
      「どっちが不幸」とか「もっとかわいそうな人がいるから嘆くな」とかじゃないんですよね。

      私も、Rさんのコメントを拝見し、
      同じような経験を持ち、苦しみを分かり合える方に出会えて幸せだと思いました。

  2. お久しぶりです Annaさん
    突然ですが、彼女のことで少し相談をしてもよろしいでしょうか
    付き合って もうすぐ一年ほどになるのですが 先日、別れようと言ってきました
    理由を聞くと 少し前から思ってたらしく 私といてもハルが苦しむだけだし 愛される人間ではないからと言っていて
    僕は、確かに二人だけじゃ 見えないものもあるから 同じ境遇の人とネットとかで話してみたり カウンセリングとかを受けてみて続けてたら
    違う見方ができるようになるかもしれないし 二人でいろいろ受けてみようと言いました

    彼女とは、まだ付き合っています

    僕は、彼女に愛されていい人間なのだと知ってほしいと考えております

    なにかアドバイスみたいなものは
    ありますでしょうか?
    もし良ければお返事して頂けると嬉しいです
    気負いしなくて答えてもらえればと思います

  3. Annaさん お久しぶりです
    以前 投稿させてもらった者です
    突然ですが 彼女とのことで聞いてほしいことがありまして
    彼女が先日 別れたいと言ってきました
    理由は、彼女といる僕が可愛そうで
    彼女自身が愛される人間ではないからとのことで、
    私は、彼女に愛されていい人間だと知ってもらうためにも
    同じ境遇の人とネットとかや会って話してみたり カウンセリングを受けたりして二人で実践してみようと伝えました

    (そのあと、彼女との仲は一応戻りましたが)

    ちなみに、彼女は高校生で
    寮には暮らしていますが 母からの電話や実際会うことに日々恐怖を覚えています
    まとまらない文章ですいません
    何か アドバイスをもらえればとのことでお返事させて頂きました
    気負いせずに答えてもらえれば 嬉しいです
    長文失礼しました

    • すいません
      昨日の分含めて 間違えて2回投稿してしまいました

    • コメントありがとうございます。Annaです。

      とりあえず彼女さんとの仲が戻ったとのことで、安心いたしました。
      彼女さんに別れを言い出され、とても困惑なさったのではないかなと思います。

      私を含め、毒親育ちの中には、自分が幸せになることをためらう方もいると思います。
      ためらう理由はさまざまだと思いますが、
      例えば、幸せになることで母親に妬まれるのが怖かったり、
      その幸せを誰か(たいていは親などの身近な方)に壊されるかもと考えたりすることもあります。
      それは、今まで「幸せな気分を親に台無しにされてきた経験」などから来る考え方かもしれません。

      そんなとき、やはりハルロスミスさんのように、
      「一緒に何かしてみよう」と言ってくれるパートナーの存在はありがたいはずです。
      彼女さんは、「大切な相手だからこそ誰かに壊されたくない」と考えるのかもしれませんね
      (彼女さんのお考えについては、直接やんわりと彼女さんに聞いてみたほうがよいと思います)。

      そのようなトラウマにも似た考え方を変えていくには、長い時間が必要だと思います。
      ハルロスミスさんと一緒にいるうちに、彼女さんが
      「自分の幸せは、恐ろしい母親から奪われたり壊されたりすることがない」と
      実感できるようになるまで見守っていくのも1つの方法かもしれません
      (これはハルロスミスさんが頼りないというわけではなく、ただ単に思考のクセの問題だと思います)。

      私はカウンセラーではありませんし、恋愛分野もあまり詳しくないので、
      毒親育ちのちょっとした一意見程度に受け取っていただければ幸いです。

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