
毒親に「子供を愛してるからだよ」と言われるけど…。
だからって何をしてもいいの!?

愛ゆえの暴言なんてあっていいわけない!
でも、愛情を言い訳にされたらどうすればいいかわからない…。
毒親の「子供への愛ゆえだよ」「これは愛情だ」と言われ、反論できなくなってしまう方のための記事です。
「天使にも似た悪魔ほど人を迷わすものはない」というシェイクスピアの言葉がありますが、これはほとんどの毒親によーくあてはまる言葉です。笑
「親」という天使にみせかけて悪魔のように行動してくるのが毒親というものですから。
毒親から「愛情」を理由に好き勝手されないための対処法も載せているので、よろしければ最後までご覧ください。
「愛情」は子供を傷つけていい理由にならない
毒親が「愛情」という言葉をもちだすのは、必ずといっていいほど子供を傷つけてもいい免罪符として愛情を利用するときです。
もちろん、相手を傷つけてもいい免罪符なんて存在しません。
だから、たとえ愛情ゆえに毒親が子供を傷つけたのだとしても、それは、子供が毒親の暴言や行動を受け入れなければならない理由にはなりません。
それでも、「愛情」という理由は、毒親が子供を傷つけたときによく免罪符として利用されてしまいます。
愛情を理由にすると、子供は反抗できなくなってしまうことが多いからです。
毒親は、「愛情という理由で子供を黙らせることができる」ということをほぼ無意識的に知っているため、子供を思いどおりにコントロールしたいときに愛情をもちだします。
毒親にとって大切なのは「自分へのフォロー」
意外にも、ほとんどの毒親は「子供を傷つけるのはよくない」と理解しています。
もっといえば、毒親は「子供を傷つけてしまったらフォローが必要だ」というふうに考えることはできているのです。
ただ、毒親にとって、その「フォロー」は自分へのフォローのことをさします。
普通の人なら、子供を傷つけたときに必要なフォローは「子供へのフォロー」だと思うはずなんですけどね。
自分へのフォローとはつまり、言い訳のことです。

子供を傷つけてしまった!まずい!
言い訳で自分の発言をフォローしないと!
という思考回路になるのが毒親なんですね。
もちろん、上記のように意識的に考えている毒親はまずいないと思いますが。
だから、毒親は「愛情」を言い訳にもちだしてくるわけです。
本物の愛情と毒親の言い訳を見わけるには

本当に子供を愛しているから厳しいことを言っている親もいるんじゃないの?
という疑問の声もあるかもしれません。
本物の愛情と毒親の言い訳を見わけるのはカンタンです。
それは、
- あなたの人格を否定・攻撃しているか
- 「愛情」という言葉を、自分の暴言や行動の言い訳に使っているか
の2点で見極められます。

彼氏に貸したお金を返してもらえなかった?なんでお金なんか貸したの!?
あんな人とはもう別れて、もうこういうことは2度とやめなさい!

彼氏に貸したお金を返してもらえなかった?バカじゃん!本当に男を見る目がないね。未熟だからかな?
厳しいこと言ってると思うかもだけど、アンタを思って、愛ゆえだからね!
違いが伝わっているでしょうか。
そもそも、本当に愛情ゆえに発言しているときは、いちいち「愛情だから」なんて言わないものです。
そして、相手の人格や人生を否定するような言い方をせず、指摘したいことのみ言うのではないでしょうか。
見破る方法はほかにもあります。
毒親の「愛情」を見破るときは、自分だったら好きな人にどう言うかということを想像してみるのもオススメです。
好きな人にたいしてなにか指摘するときのことを考えれば、本当に愛情ある言い方がどういう言い方になるのかは、カンタンに想像できますよね。
相手に愛情を感じているのであれば、なるべく傷つかない言葉で、かつ相手のためになるような言い方をしようとするはずです。
毒親から愛情を理由に攻撃されたときの対処法
「愛ゆえだよ!」はひどい言葉や態度を正当化するただの言い訳にすぎないので、「愛ゆえならしかたがない、受け入れよう」と重く考える必要はありません。
「愛ゆえに」=「あなたを傷つけてるけどしかたがないの」なのですから。
愛情を理由に傷つけられたら、
とハッキリ意思表示する必要があります。
たとえ自分に非があろうと、後ろめたかろうと、「やめて」と拒否してかまいません。
多少気まずくなるかもしれませんが、「やめて」と言った後は、そのまま今後どうするかなどの建設的な話にもっていってしまえばOKです。
「あなたのそういう愛情は受け入れませんよ」と明確にメッセージを送ることで、毒親は子供のコントロールをあきらめるようになっていきます。
ていうか、親の愛情を全部受け止めなきゃいけないなんて重すぎるし、なんか気味悪くないですか?笑
子供だからって、本物にしろ言い訳にしろ、親の愛情をすべて受け入れる必要なんてないんだということを忘れないでくださいね。
まとめ:毒親の「愛情」は、子供を傷つけてしまったときの免罪符
毒親は、「愛情だから」と言えば子供が自分のことを受け入れると無意識に思っているため、愛情を言い訳に好き放題します。
でも、愛情だろうとなんだろうと、毒親が子供を傷つけていい理由などまったくないので、毒親の暴言やひどい行動を受け入れないでください。
毒親育ちの私も、親からのこの「愛ゆえ」という言葉に何度踊らされてきたかわかりません。
「愛ゆえに」厳しい言葉で人格や努力を否定されつづけ、「愛ゆえに」厳しい態度で合わない価値観を押しつけられ…思い返すと涙すら出てきます。笑
毒親がぶつけてくるニセモノの愛情に惑わされないように生きてくださいね。
ちなみに、毒親の似たような言い訳で、「あなたのためを思って」というバージョンもあります。
「あなたのため」攻撃にも悩んでいるなら、以下の記事をご覧ください。
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