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「毒親になりたくない!」子育てが不安な毒親育ちに伝えたいこと

 



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「私は毒親になりたくない」と思って生きてきたけど、子育てが不安。
「いい親」がどんなものかもわからない私は大丈夫なの?

子供に優しく接することができるかわからない。
そんな自分が情けないし、自分も毒親になってしまいそうで怖い。

毒親育ちだから子育てに自信がなくて、結婚も出産も躊躇してしまう…。

毒親育ちで、将来の子育ての不安を感じている方のための記事です。

この記事では、毒親育ちが子育てするときの不安を減らす方法などをお伝えしています。
「毒親育ちで苦しかったけど、自分の子供は同じ目に遭わせなくてすみそうかも…!」と不安がなくなれば幸いです。

自分が子供時代に毒親からされてきたことや当時の気持ちなどを思い出し、なるべく「毒親育ちに育てられる子供の目線」から書いています。

毒親育ちが子育ての不安から解放されるための方法

まず大前提のお話なのですが、普通の家庭で育とうが毒親家庭で育とうが、子育ては誰しも不安なものです。
誰にとっても子育てははじめての経験なうえに、当然責任も重いですし、不確定要素も多いですからね。

子育てが不安になるのはあたりまえのことなので、もし

これから親になるのに子育てが不安だなんて、私は親になる資格がないのかも…。

と思っていたなら、不安になっている自分を否定する必要はまったくありません
不安になる自分を否定するのではなく、「どうしたらその不安が解消するのか考える」のが1番だと私は思います。

では、どうしたら毒親育ちの子育ての不安が少なくなるのか考えていきましょう。

【子育ての不安を減らす方法:1】毒親にされたことを書き出す

毒親育ちは、むしろ子供がのびのびと生きていける子育てを実現しやすい人たちです。

なぜなら、毒親というある意味「最高の反面教師」から、どう子育てしてはいけないのか身をもって学んでいるからです。
子育てにおいて最悪何をしてはいけないのか、「悪い親」の条件を知っているというのは非常に貴重なアドバンテージですよ。

それでも、やっぱり自分は毒親になっちゃうんじゃないかと不安…。

という方は、毒親がどんなものか具体的にわかっていないから不安になるのだと思います。
いえ、もちろん身をもって知ってはいると思うのですが、毒親が「親としてどう不健全なのか」を具体的に言語化できていないから、漠然と不安になってしまうんだと私は考えています。

というわけで、これから子育てする可能性がある毒親育ちの方は、自分が子供時代に毒親からされてきてイヤだったことを紙などに書き出してみてください。
ときには思い出すのもつらくなってしまうかもしれませんが、ここはグッとこらえ、子供の将来のために乗り越えようと少しだけがんばってみてください。

たった1回がんばれば、その書き出した内容が、これから子育てする数十年にわたって貴重な財産になるはずです。
具合の悪いときはムリをせず、調子のいいときに挑戦してみてくださいね。

例えば、こんなカンジで書けばいいです。

  • 何度も拒否したのに、むりやりピアノを習わされてイヤだった
  • 自分よりいつも弟のほうが褒められていて悔しかった
  • 学校でいじめられたとき、親がかばってくれなかった
  • はじめて連れてきた彼氏のことをバカにされた
  • 仕事のことで弱音を吐いたら「弱いね」としか言われなかった

後で時系列順に並べればいいので、とりあえず思いつくままに書き出してしまってOKです。
今はなんとも思っていなくても、当時イヤだったと感じていたなら書き出してください。

とてもシンプルなお話ですが、「まず、ここに書き出したことをなるべく自分の子供にしない」と気をつけるだけでも子育ての不安は減ると思います。
「してはいけないこと」をリストアップするだけでも、「最低な毒親」になることは防げます。

【子育ての不安を減らす方法:2】「なぜダメか?」を考える

そして、できれば次に、「なぜここに書いたようなことをしてはいけないのか」を、当時感じていたこと思い出しながら自分なりに考えてみてください。
正解を出そうとしなくてもかまいません(正解はないので)。

ここに書いたのもあくまで一例です。

何度も拒否したのに、むりやりピアノを習わされてイヤだった
(なぜダメ?)→毒親のいうことを断れなくなっていくから

自分よりいつも弟のほうが褒められていて悔しかった
(なぜダメ?)→劣等感ばかりの人間になるから

学校でいじめられたとき、親がかばってくれなかった
(なぜダメ?)→「自分の味方は誰もいない」と孤独になるから

はじめて連れてきた彼氏のことをバカにされた
(なぜダメ?)→どんな異性がいいのか自分で判断できなくなるから

仕事のことで弱音を吐いても「弱いね」としか言われなかった
(なぜダメ?)→弱みを見せられる場所がなくなるから

このように「なぜダメなのか」を考えておくと、「どういう子育てなら子供がのびのび育つか」というのがだんだんと見えてきます。

【子育ての不安を減らす方法:3】解決策を考える

最後に、2で書いた「こういうことをしてはダメな理由」から、「じゃあどうすればいいのか」を考えていきましょう。

これも正解はないので、自分なりに考えればOKです。
子供の様子を実際に見たり、子供の話を聞いたりして「違うかもな」と感じたら、あらためて軌道修正していきましょう。

むりやりピアノに通わされた結果、毒親のいうことを断れなくなっていった
→習い事はなるべく子供に選ばせるようにしよう!

弟ばかり褒められた結果、劣等感だらけの人間になった
→兄弟姉妹間で比べるようなことは言わないようにしよう!

いじめられても親に助けてもらえず、「味方は誰もいない」と孤独になった
→子供が困っていたら味方になってあげよう!

彼氏をバカにされ、どんな異性がいいのかわからなくなった
→子供が自分で選んだ相手のことを信じてあげよう!

弱音を否定された結果、弱みを見せられなくなった
→子供の話は否定せずじっくり聞いてあげよう!

こうして自分で子育ての指針を作っていけば、だいぶ子育ての不安は薄れてくると思います。

もちろん、必ずしもここに書いたとおりにできるとは限りません。
それでも、真っ暗闇の中で手探りしながら子育てするよりは相当不安も減るはずです。

こういう子育てのヒントは、毒親育ちにしか導き出せないものです。
いい親ばかりが子育てのモデルになるのではなく、毒親もある意味「反面教師のモデル」として活かせるんだということを知っておいてくださいね。

子育てが不安な毒親育ちに「子供目線から伝えたいこと」

ここまで、「毒親になりたくない!」と思っている毒親育ちが子育ての不安をなくすための方法をご紹介してきました。

実は、この記事を書いている私は、ほかの毒親育ちの方から子育てのお悩みを聞いたりすることはたまにあるものの、実際は子育て経験はありません(なぜ相談が来るのかはナゾです 笑)。
たしかに子供がものすごく大好きすぎて、普段からいろんな子育てブログや動画を見ては楽しんでいますが。

もちろん、さすがにたったそれだけで「子育ての現実を知っている」なんては言いません。

でも、あたりまえですが「子育てされた経験」はあります。

というわけで最後に、毒親育ちの私から、子育てされる「子供」の目線から、これから父親・母親になる毒親育ちのみなさんにいくつかお伝えしたいことがあるのでお話しします。
ものすごくペラペラしゃべる子供のお話みたいなものだと思って読んでください。笑

これから子育てをするとき、子育てで不安になり苦しんだとき、なにかの参考になれば幸いです。

「リラックスしている親」ほどよい子育て者はいない

私自身、いつもヒステリックでピリピリした毒親に育てられたから痛いほどわかるのですが、子供にとって親の精神状態はとても大きいです。

親がリラックスしているときは子供の自分もリラックスできて楽しかったですし、親がイライラしているときはビクビクして何も手につきませんでした。
おそらく、毒親育ちの方なら身に覚えがあると思います。

子供にとって最高ののびのびした環境とは、親の精神が穏やかでリラックスしているときです。

「イライラすることがあってもムリして笑顔でいろ!」と言いたいわけではありません。
イライラしたときは少し休む、パートナーに頼るなど、まずは自分を大切にしてくださいねというお話です。

イギリス人の友人から聞いたお話ですが、ヨーロッパ諸国では基本的に、子供ができても親は「まず自分優先」だそうです。
だから、子供がまだ0歳児だろうが、子供を親に預けて夫婦でデートしにいくとか、疲れて動けないときはベビーシッターを頼むなんてことは普通だそうです。

もちろん、「子供の面倒なお世話はぜーんぶ人に任せて遊びまくれ!」とかそういうことではありません。
「親のメンタルが子供に直接影響するからこそ、親も自分をまず1番にケアしないといけないよね」という考え方です。

日本の親が、まるまるイギリスの親と同じようなやり方でリラックスするのは難しいかもしれません。
でも、この「親のメンタルが子供に響くから、親も自分をケアする」という考え方は、すごくいい子育て環境につながるんじゃないかと思います。

私もまさにそうなんですけど、毒親育ちはマジメで完璧主義の人が多いです。
だからこそ、「子供へ最大限に力を注いだ理想の子育て」ができないと自分を責めてしまう、という方をよく見かけます。

  • 「授乳中はスマホもいじらず、ただ優しく子供を抱きつづけないといけない」
  • 「母乳に影響があるかもしれないから、揚げ物も小麦製品も全部ガマンしなきゃ」
  • 「市販のおやつはまだ早いかもしれないから、おやつはいつも手作りで…」
  • 「毎日きちんとお掃除して、子供が汚したものは全部ピカピカにしないと!」

そんなの全部いつもカンペキにこなすのはムリなのに、かなり無理をしてしまい、結局そんな自分に落ちこんだりイライラしたりしてしまう。
実現できるのであればもちろんよいことだとは思うのですが、実現できなかったときに、その落ちこみやイライラを子供に伝えてしまっては本末転倒な気がします。

本末転倒になるくらいなら、もっとテキトーになってもいいんじゃないかと私は思います。
もしズボラにしていて怒る方がいたら、「私がムリしてイライラしたら子供が怖がる。それが1番よくないよ」と言ったっていいんじゃないでしょうか。

これは私の体験談ですが、私も昔、理想どおりにいかなくてイライラMAXの母に、

本当は私も、子供にいつも手作りのクッキーや服をあげたかった!
でも、ババア(姑)にジャマされてできなかったんだよーー!!

と子供部屋まで勝手に入ってきて泣きながら叫ばれたことがありました。笑

当時の私の心境としては、

(いや、そんなん全然しなくていいからここでキレて叫ばないでよ。
すんごい怖いんだけど)

というカンジでした。
「できないことはせんでいいし、こっちも望んでないから、とりあえずイライラしないでくれ」っていうのが完全に子供としての本音でした。

「ごめんねー、今ちょっとお父(母)さん疲れちゃってるから、ちょっと待っててね」

みたく、「ごめん今ムリ!」くらいのラフさで、なるべくそれ以上疲れないように自分のことも考えながら子供と接するのが、子供にとっては1番じゃないかと思っています。

子供が心配なときは「見守る」

毒親育ちなら、自分の親が過干渉でうるさいと感じたことがあると思います。
実は、毒親がなぜ子供に過干渉したり束縛したりするかというと、その根本的な原因は「心配」なんです。

「愛」でもなく、「親の義務や責任」でもなく、「心配」が原因です。

普通の親でもしょっちゅう子供を心配しますが、普通の親は、その心配事をなるべく「見守る」という形で解決します。
あれこれ口出しして子供の成長機会を奪うことなく、子供がつまずいたり失敗したりしたら、そっと手助けするくらいのカンジです。

一方で毒親は、子育ての心配事を「過干渉」や「束縛」で解決しようとしてしまうんです。
子供の思いをねじ曲げてでも安全な道を進ませることで心配事をなくそうとします。

「とにかく自分が心配で心配でしょうがないから子供にいうことを聞かせたい!」という気持ちこそが、毒親の過干渉や束縛などの「正体」なんですね。

だから、毒親って一般的に父親よりも母親のほうが多いんです。
もちろん例外はありますが、基本的に女性のほうが心配性ですからね。

そもそも子育ての究極の目的って、「子供が幸せな人生を送れるように育てること」だと私は強く思います。

もちろん、子供になるべく幸せな人生を歩んでほしいからこそ、親としてついあれこれ口出ししてしまったり、失敗するのが目に見えているからムリヤリ止めてしまったりということもあると思います。

でも、子供からしてみれば、親という「1番自分の気持ちを尊重してくれる!」と信じて相談した相手に

それはまずい!それは失敗する!やめなさい!

それは大変でつらいから、こっちのほうがいいよ!

なんて頼んでもいないのにあれこれアドバイスされたら、

(相談する相手まちがえた…)

と考えるんじゃないかと思います。
そしてウソをついたり隠し事をするようになったり、知らないあいだに取り返しがつかないところまでやってしまったりすることもあるんじゃないかと。

ちなみに、ほぼ私の体験談でもあります。
慎重で臆病だったので、取り返しがつかない失敗をしたことだけはありませんでしたが。

そもそも、今まで安全な道を用意されてきた子が、大人になったからといって急に社会に放り出されたらひどく苦労するに決まっています。
子供の人生全体にわたって幸せを願うなら、サポートすることを前提に、ある程度リカバリーできる失敗は経験させたほうがいいんじゃないかと思います。

もちろん、毒親の暴言とか暴力なんていう荒波まで経験させる必要はありませんが。笑

「子供が心配でしかたない…」と思ったときはまず、取り返しのつかない失敗だけには注意させて、まず子供を「見守ろう」と心がけるようにしてみてください。

他人の声に振り回されすぎない

毒親育ちとして「毒親になりたくない!」という不安もありますが、ときに、子育てに口出ししてくる周りの人や、ネットなどの情報などでも不安になることがありますよね。

ミルクより母乳で育てたほうがいい!

ねんトレで子供を泣かせるなんてかわいそう…。

そんなことばかりさせているとワガママな子に育ちそう。

なんて次々に言われると、どうしても不安になってしまいますよね。

そんなとき子供は、親が周りの言葉にぐらついているのを敏感に感じ取ってしまいます。
子供は、話せないから、幼いからといって何もわからないわけではありません。

先ほども言いましたが、子供は親の喜怒哀楽や不安に関してはかなり敏感です。
だって、幼い子供にとっては、自分の命をつないでくれる親のコンディションがすべてですから。

もちろん、

そう言われても、自分が本当に正しいのかわからなくて不安になる…。

という方がほとんどだと思います。

そういうときに役立つのが反面教師です。
上記の項で説明したとおり、紙に「すべきではないこと」「こうしたほうがいいこと」を書き出しておけば、それがそのままあなたの大切な「指針」になります。

もちろん、その指針が必ずしも合っているとはかぎりません。
そもそも子育てに正解はありません。それはすべての親に言えることです。

逆にいえば、どんな親の子育ても「正解」ではないのですから、「他の人のいうことのほうが正しい」と不安になって、すべて真に受けることはないんです。

あえていうなら、子育ての正解を教えてくれるのはあなたの子供です。
他人のいうことを聞いて焦るくらいだったら、子供の様子にじっくり目を向けてみたほうがきっとうまくいくと思います。

子供が他人を故意に傷つけず幸せに生きているなら、それは子育ての目的「子供が幸せな人生を送るために育てる」を達成しているといえるのではないでしょうか。

まとめ:毒親育ちの子育ての不安は「反面教師」から学ぶ

毒親に育てられたから、よい家族を知らないから子育てが不安だという毒親育ちさんは、毒親を反面教師だと思ってみてください。

毒親から「よい子育て」を学ぶには、以下のステップで学ぶといいと思います。

  1. 毒親にされてイヤだったことを書き出す
  2. その「イヤだったこと」がなぜダメなのか考える
  3. ダメな理由をもとに、どうすればいいのか考える

そもそも「毒親になりたくない!」と考えている親が毒親になることはあまりないと思いますが、子育てを不安に感じたら、上記の方法を試してみてくださいね。

親の心の余裕、リラックスが1番大切です。
「イライラしたら、疲れたらまず第1に自分のことを考えてもいいんだ」と私は思います。

心の余裕を保ちつづけるって難しいですよね。
言っている私も、常にうまくできているとはとても言えません。笑

こうすればいいという正解は十人十色だと思いますが、おそらく、「自分の好きなこと」や「悩みを共有できる仲間」が心の余裕を作り出してくれるんじゃないかと思います。

ちなみに、冒頭のあたりで「子育てが不安な方は毒親が具体的にどうまずいのか認識していない」と書きましたが、以下の記事を読めば、毒親とはなにか、具体的にどういうところが「毒親」なのかより理解が深まると思います。

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