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「自分を責めてしまう生きづらい毒親育ち」が最強な理由

 



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毒親に責められてばかりだったせいか、今もよく自分を責めてしまう…。
つい自分を責めすぎちゃうせいで生きづらい…。
「自分を責めるのをやめよう」?
じゃあ、他人を責めればいいってこと?

上記の疑問を解決するページです。

毒親育ちにとても多いのが、(私も含め)自分を責めてしまう人。
適切に反省するだけならいいのですが、中には、自分を責めすぎて生きづらさを抱えてしまっている方も少なくありません。

でも、「自分を責める」ってマイナスなイメージがありますが、実は有益な自分の責め方というものがあるんです。
そして、その「有益な自分の責め方」は、自責しがちな毒親育ちであればあるほどうまく実行できます。

今日は、

「ちょっとだけ思考のクセを変えれば、自分を責めてしまう毒親育ちは超強い人間になれるよ」

というお話をします。

「自分を責める」には2種類ある

実は、自責の念には2種類あります。

それは、

  1. 「自分の責任だ」という自責
  2. 「自分はダメだ」という自己否定

です。

結論からいうと、1の「自分の責任だ」はOKですが、2の「自分はダメだ」は毒親育ちをとても生きづらくします
なんとなく想像つきますよね。

2のような「自分はダメだ」という自責をやめて、1のような「自分の責任だ」という自責だけにすると、問題解決能力の高いしっかりとした大人になれるんです(毒親とは真逆の人間ですね 笑)。
また、気持ち的にもかなりラクになり、生きづらさが減ります。

では、それぞれの自責の違いについてくわしくご説明しますね。

1.「自分の責任だ」と責める

「自分の責任だ」と責める。
これは、言い換えれば「自分がコントロールすべき問題だ」と認識することです。

たとえば、今の仕事がつらくて辞めたいとしましょう。
そのとき、

上司は冷たいし、同僚も気が合わないし、残業も多い。
辞めたい…。

と、どうしても「辞めたい原因」にフォーカスし、エンドレスに悩んでしまうかもしれません。
しかし、1の「自分の責任だ」という責め方をするとこうなります。

仕事がつらいのは、こんな職場に留まっている自分の責任だ。

こうやって「自分を責める」のです。

今いる職場がイヤなら、自分の意志で辞めることができるはずです。
少なくとも、辞める権利は誰にでもありますよね。

このように、

「自分がここにいるのが悪い」
「自分がこれを選んだせいだ」

と自分を責めれば、「この問題は自分がコントロールすべき問題なんだ」ということがわかり、

「じゃあ転職しよう」
「ここにいなくていい。別の職場を探そう」

と、自分で問題を解決できる(しようとする)問題解決能力の高い人間になれるんです。

毒親の問題も同じです。

うちの親は私のことを何も考えてないし、キゲン悪いと私にあたるし…。

と、「親と離れたい原因」に焦点を当てたままだと、なかなか問題を解決するのは難しいです。

「グチを言うな!人のせいにするな!」と言いたいわけではありません。
「自分が今抱えている問題が起きたのは毒親が原因だ」と知ることはとても大切ですし、適切な相手と場所さえ選べば、たまにはグチを言うのだってアリだと私は思います。

毒親家庭に生まれてきたのも、毒親からツラく当たられるのも理不尽で不運なことですが、そんな家庭環境や毒親そのものを変えるのは至難の業です。
つまり、生きづらさなど「現状の問題」を解決したいのであれば、自分がコントロールできないもの(=毒親や家庭環境など)ばかりに目を向けていても問題を解決するのは難しいということです。

ではまた、1の「自分の責任だ」という責め方をしてみると、

毒親のことでつらくなってしまうのは、毒親と一緒にいる私の責任だ。

という思考回路になります。

「毒親と一緒にいる私のせいだ」と考えるようになれば、毒親から距離を置いたり絶縁したりなど、自分ができることの範囲内で毒親問題を解決することができます。

「こんなふうに自分を責めていたら余計つらくなるんじゃ…?」と思った方も、もう少し読み進めてみてください。
そのあたりに関しても、後でくわしく解説しています。

2.「自分はダメだ」と責める

もう1つの自責は、「自分はダメだ」と責めるやり方です。

こういう自己否定するような責め方は、とても自分を傷つけて自己肯定感を低くし、生きづらさなどの原因になります。

このような自己否定の思考回路は、もともと毒親によって植えつけられたものです。
はじめに毒親が子供を人格否定していたので、やがて、子供もそれを信じて自分を否定するようになってしまったのです。

「自分を責めたい!否定したい!」と心から望んでいる人ってそんなにいないはずです(一部いるかもしれませんが…笑)。
つまり、自己否定は自分の本当の意志じゃないということです。

本当にやりたいことじゃないんだったら、自分でやめることができます。

ちなみに、1つ前の項目で

毒親のことでつらくなるのは、毒親と一緒にいる私の責任だ。

という思考回路にすれば毒親から離れられると書きましたが、

毒親のことでつらくなるのは、毒親と一緒にいる私の責任だ。
それなのに離れない私は甘ったれでダメなヤツだ…。

と、2の自責をやってしまうと、精神的に苦しくなるからオススメできないということです。
1の自責に2の自責をくっつけるのは余計だしツラいだけなので、2の自責はすっぱりカットしましょう

自分を責めれば安心する?

これは私の話ですが、

「自分はダメだ」
「どうせ私なんかにはできない」

って言ってるほうがラクなときってありませんか(私だけですか?笑)?
自己否定する2の自責パターンですね。

なんでこんなふうに自分を責めると安心するのかというと、自分がダメなヤツだって考えていれば、何か失敗したときに、

できなくてもしょうがない。
だって、私はダメなヤツだから。

と思えるからかもしれませんね。
できなかったり失敗したりしたときの理由を作っておくとラクなんですよ。

まあ、見ればわかるとおり、「正当な」理由を作っても何も解決しないのはあきらかです。

でも、たまには、こういう自己否定もしていいと私は思います。
「できなかった理由」を用意しなきゃ気持ち的にやってられないときなんて、大人になればいくらでもありますから。

ただ、自己否定が当たり前でクセになってしまったら、本当に解決したい問題に直面したとき困ると思うので、

「あー私、できない理由作ってるな。ま、今はしょうがないか。気持ちが落ち着いたら自己否定やめよう」

という自覚だけは忘れないようにしたいですね(ここにも2の自責はくっつけないように!)。

また、1の自責のように「自分に責任がある」ということを認めてしまうと、否が応でもみずから行動せざるをえなくなります。
それが怖くて億劫で、つい自己否定してしまうのかもしれませんね。

それもいいと思います。さっきも言いましたが、大切なのは「自覚」しているかどうかです。
自覚さえしていれば、いざ本気で問題を解決したいと思ったときにどうすればよいのかわかりますから。

「2の自責(=私はダメだ)をやってるな」という自覚を持ち、1の自責(=私の責任だ)を本当に問題解決したいときにできれば、最強です。
この記事を読んでいただいた時点で、自責の念をコントロールできる最強の人になる手段を手に入れていただけたと思います。

自分を「有益に」責めるときの注意点

最後に注意点ですが、自分が責任を負うべきではないことまで「自分の責任だ」なんて思わなくていいですよ。
自分の責任と他人の責任には、キッチリと境界線を引いてください。

たとえば、毒親の人生なんかには1ミリも責任を負わなくていいです。
毒親の人生は、毒親の責任で流れていくものですから。

▼ 「毒親の責任」とは具体的になんなのか詳しく知りたい方は、後で以下の記事をご覧ください。

毒親に、

アンタのせいで私は不幸だ!

お前がいるから好きなことができない!

とか言われても、それは毒親の責任なので、「私の責任だ…」なんて思わないでいいですからね。
あくまで、1の「自分の責任だ」というのは、「自分でコントロールできる問題だ」という意味合いだと思ってください。

まとめ:自分の責め方を変える

毒親育ちは、「私のせいだ」と責めることはもちろん、自分はダメだと自己否定してしまうこともめずらしくありません。

自分の責任を責めるのは問題解決能力につながり、自己否定は生きづらさにつながります。

自己否定をやめるには、「自分は心から望んで自己否定しているわけじゃない」ということを意識してみてください。
一方で、「メリットがあるから自己否定してる」という自覚を忘れなければ、たまには「自分がダメなせい」にしてもいいかもしれません。

生きづらさやストレスは自分でコントロールできないものから発生するので、困ったときは、自分ができる範囲のことをして問題を解決してみてください。

コメント

  1. はじめまして
    昨日、母親と揉めてしまい、色々悩んで検索していたらこちらに辿り着きました。
    事あるごとに障害のある弟と比較され、『お前なんかあの子が普通だったら全部負けてる』と言われ続けました。
    その甲斐あってか見事に劣等感たっぷりの嫌な大人になってしまいました。
    自責の念が強く、他人にもそこを付け込まれ、追い詰められたりして本当に生きづらいです。
    他の記事も共感出来るものが多く、楽しく拝見させていただきました。本当にありがとうございました。
    また新しい記事の掲載楽しみにしています。
    寒いですが、お体にはご自愛下さい

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